システム構成

接写型ラインカメラのシステム構成と周辺機器について接続例を交えながらご紹介します。

周辺機器

接写型ラインカメラで撮像するには周辺機器が必要です。環境に応じて選択いただけます。

機器構成例_接写型ラインカメラ

※社外製照明と組み合わせてお使いいただく事も可能です。

①専用LED照明

LEDの点灯色(白色またはRGB)と照明の配置の組合せの中から捉えたい欠陥を安定的に撮像できる条件で使用します。
カメラ本体にはシャッター機能はありませんが、専用LED照明があればカメラとの同期による露光時間制御が可能です。

別途お客様側で準備いただくことも可能ですが、照明の明るさやチラつきを事前にサンプルテストやカメラの貸出サービスでテストを行う必要があります。
サンプルテスト 貸出サービス

②カメラ・照明用電源

カメラと専用LED照明の電源です。ラインカメラから照明制御信号を出力し、この信号に同期させてLED照明を点灯させます。専用LED照明を含まない構成の場合はカメラ専用の電源となります。

カメラの電源に関しては、お客様側で電源供給(DC12V)してお使いいただくことも可能です。事前にご相談ください。

③各種ケーブル

お客様毎に設置条件を伺いながら最適なケーブル長をご提案します。

  • カメラリンクケーブルの長さ選定について
    カメラの出力仕様により、ケーブル長に制約がありますので、選定の際はご相談ください。
  • ケーブル種類一覧
    Cameralinkケーブル/カメラ電源ケーブル/照明電源ケーブル/LED照明制御ケーブル/USBケーブルなど

④パソコン

画像データを受け取るパソコンです。
安定性に優れる産業用パソコンにお客様ごとに最適な画像入力ボード(グラバーボード)を選定し、カメラを接続できる状態にセットアップし提供します。設置環境に合わせてPCラックもご用意します。

⑤検査ソフト

ご要望に合わせてオリジナルの検出ソフトを開発します。ソフトはパソコンにインストールし、スキャン~結果出力を行います。

なお、動作確認用のために「画像を撮像」、「画像の保存」のみであれば、グラバーボードに付属している「ボード設定ソフト」で可能です。