ACサーボプレス

コアテックのACサーボプレスは2000年に販売を開始し、5,000台以上を出荷しています。
世界のプレス設備で採用されています。

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ACサーボプレスの特長

設備に組込みやすいコンパクト設計

油圧シリンダー並みのコンパクト設計ですので、プレス設備の省スペース化や、小ピッチでの配列設計が可能です。

コアテック ACサーボプレス

ACサーボプレスの用途

  • 圧入(ベアリング、ブッシュ、ピンなど)
  • カシメ
  • 歪取り
  • 樹脂成型
  • 貼り合わせ(液晶パネルなど)
  • 打ち抜き
  • 熱溶着
  • 溶接クランプ
  • 各種試験(耐久など)

他のアプリケーション事例はこちら

GSシリーズが加わり、ラインナップが充実

これまでのCSシリーズ、MSシリーズに、新たにGSシリーズが加わりました。

  • GSシリーズは、モータ強化による能力アップと、原点センサーレス化を実現
  • MSシリーズは、大推力・高負荷型・アブソ仕様等のモデルで微速動作も得意
ACサーボプレス_GSシリーズ

高剛性な構造

中間フランジ構造で高剛性を実現。ロードセルを内蔵させ、引きの動作にも対応(除くMS200)

中間フランジ構造で高剛性を実現

マイクロプロセッサを内蔵

マイクロプロセッサを内蔵したロードセルアンプを搭載。ツールIDに加え、リニアリティ補正機能やツール稼働履歴も保有します。

マイクロプロセッサのイメージ

機種選定をサポートする便利なソフト

サーボプレス自動機種選定ツール「WPS Servo Press Simulator」

新しくリリースしたACサーボプレスのシミュレーションソフト。
ストロークや推力などの使用条件を入力すれば、全51機種の中から適合機種を数秒で表示します。
回生電力、サイクルタイム、負荷率などの予測結果を確認しながら、最適なACサーボプレスを選定いただけます。

サーボプレスの「引き」の動作プログラムの検証も行える優れものです。

WPS Servo Press Simulatorとは?

専用コントローラ(WPSシリーズ)

外部リニアエンコーダに対応

位置情報の根幹であるエンコーダ。
サーボモータ内蔵のエンコーダ情報を使うセミクローズドループでは、荷重による歪、熱による膨張や収縮の影響で正確なストロークは得られません。
誤差を排除した位置制御を実現させるためにコアテックは「外部リニアエンコーダ(オプション対応)」を採用しました。

WPSコントローラ

メンテナンスフリーの「バッテリーレス」

コントローラ本体からバッテリーを無くしました!
種々の設定は不揮発性メモリに保存し、時計機能は電気二重層コンデンサで対応。輸送上の安全も保証され、航空貨物便搭載でも問題ありません。

動作プログラムを楽々作成!「ワークエクスプローラ」

(特許:第6754153号)

WPSコントローラに新たに搭載された独自機能です。
本機能を使うと、自動でワークとの接触距離を計測してデータを収集。
あとはウィザード画面に従って数値を入力すれば、自動的に動作プログラムを生成します。

ワークごとに最適なプログラムを自動で生成できるため、工程の簡素化に貢献します。

過負荷異常が発生しない「荷重フリーインチング」

インチング操作でワークの様子を見ながらプログラムパラメータを決めたい!でも、インチング操作では過負荷異常が出てしまう…
そんなお悩みを一気に解決するのが「荷重フリーインチング」。

「荷重フリーインチング」は、インチング操作により、対象ワークの加工深度を確認しながらプログラム作成に必要なパラメータを取得し、その取得したパラメータは、事前に用意されたテンプレートに反映され、お客様の目的とする動作プログラムを容易に完成させることができます。

ピーク荷重、ピークストロークをモニタリングし、過負荷異常を気にすることなく、目指す加工深度までのインチングが可能になります。

1)インチング動作直後、負荷が十分に低くなる位置までラムが上昇
2)インチング動作によるピークストロークがシステム側に記憶
3)次のインチング動作は、前回のピークストロークを基準にして、所定のインチング量を加えた位置までラムが下降
4)1~3の動作を繰り返すことで精度の高いインチング動作が実現

目的の加工深度に到達したら、それまでのインチング操作で得られた「接触位置」、「ピーク荷重」、「ピークストローク」の情報をプログラムのテンプレートに反映します。

プログラムのテンプレートには下記の3種類があります。

荷重目標のテンプレート 指定された荷重値までプレス動作を行い、インチング時のピーク荷重が目標荷重になります。
位置目標のテンプレート 指定された位置までプレス動作を行い、インチング時のピークストロークが目標位置になります。
圧入長目標のテンプレート 接触位置を基準として、指定されたストロークでプレス動作を行い、インチング時のピークストロークから接触位置までを引いたストロークが目標の圧入長になります。

進化した判定機能「枠判定」「ポスト命令」「外部判定」

サーボプレスを使用した工程の「判定」機能についても進化させました。

  • 4つの矩形枠に対しての波形データの通過方法によって判定する「枠判定」
  • 加工工程終了後に取得された波形データを使用して、様々な処理を実行する「ポスト命令」
  • 判定方法を自由にカスタマイズできる「外部判定」
ポスト命令

ポスト命令には、ポストゾーン判定、ポスト枠判定、荷重取得+、荷重取得-、荷重変化率取得+、荷重変化率取得-の6種類の命令が用意されていて、リアルタイム処理では成しえない処理が実行可能です。例えば、ピークストロークから1mm手前の荷重変化率を取得することが「荷重変化率取得+」命令で可能になります。
また、ゾーン判定においても、ゾーンのストローク補正をブロッキングポイント(底付点)を基準にして実施することで、タイトなゾーンを設定することが可能になります。

外部判定

「外部判定」とは、WPS SP Configuratorと外部判定アプリケーションを連携して、独自の判定を行う機能です。一定のルールに基づいて作成された外部判定アプリケーションは、WPS SP Configuratorと連携して動作します。
WPS SP Configuratorには無い判定手法を、外部判定アプリケーションによりユーザーが独自に開発することが可能です。外部判定の実行結果は、WPSコントローラの判定出力であるOK/NGに反映されます。また、WPS SP Configuratorにより保存される実行結果ファイルにも反映されます。

WPS SP Configuratorと連携するための機能は、API化され、DLLとしてユーザーに提供されます。また、マイクロソフト社の開発環境「C#」で作成されたサンプルをソースコードレベルで公開します。サーボプレスメーカーに要望しても実装されなかった独自の判定手法が、間もなくあなたの工場で現実のものとなります。

ご検討中のお客様へ

用途事例

ACサーボプレスの用途事例を図解で解説

サンプルテストサービスのご案内

必要荷重やOK/NG判定を無料でご確認いただけます

よくあるお問い合わせ

参考納期や機能面に関するお問い合わせをまとめました

システム構成

WPSコントローラ

ACサーボプレスのシステム構成図(CSシリーズ&GSシリーズ)
ACサーボプレスのシステム構成図(MSシリーズ)

※CPSコントローラ、BSコントローラのシステム構成は、お問い合わせフォームよりご相談ください。

仕様一覧と図面データ

ACサーボプレスとコントローラの仕様一覧から、各型式の図面データ(PDF/DXF)をダウンロードいただけます。

お知らせ

2023.11.30
サーボプレスコントローラ(CPS,BS)製造中止の再度お知らせ


2022.06.13
CPSコントローラ CEマーキング非対応のお知らせ


2022.03.07
サーボプレス用コントローラ(CPSおよびBSシリーズ)製造中止延期のお知らせ


2021.11.01
サーボプレス用コントローラ(CPSおよびBSシリーズ)製造中止のお知らせ


2021.08.23
【予告】サーボプレス 新シリーズにラインナップ追加
2021年秋に新シリーズ「GS」に新たなラインナップが加わります。サイズはそのままで性能アップ!
詳しくはこちら


2021.04.01
ACサーボプレス用新型コントローラ「WPSシリーズ」をリリースしました。


2018.4.2
サーボプレスBSシリーズ製造中止のお知らせ
添付資料:サーボプレスBSシリーズ&MSシリーズ比較


2016.2.26
低推力2kNモデルの小型ACサーボプレス MS02-100B を発売しました。


2011.11
ACサーボプレスで特許を取得しました。


2009.4
IPS型サーボプレスコントローラ及びサーボプレスツールSPシリーズは2009年4月より保守品となりました。


2008.7
BS/CSシリーズは欧州安全規格(CEマーキング)に対応しました。


2008.4
IPSサーボプレスの新規取引は新型の発売に伴い2009年3月をもって終了します。生産終了は2010年3月を予定しております。生産終了後7年間は保守サービスに対応します。