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溶接欠陥とは、溶接によって形成された接合部に発生する不具合や異常を指します。見た目にわかる欠陥だけでなく、内部に隠れているものや、設計寸法からの逸脱も含まれます。
溶接欠陥(不良)は、以下の3つに分類できます
● 表面欠陥(外観に現れる不具合)
● 内部欠陥(内部構造の不具合)
● 寸法管理(設計形状とのズレ)
内部欠陥は、ビード内部に発生する欠陥で、外観では発見できません。非破壊検査(UT、X線など)で評価されます。
| 欠陥の種類 | 内容 |
| ブローボール(気孔) | 溶接金属内部ガスが抜けきらず、内部に空洞が残る状態 |
| スラグ巻き込み | スラグがビード内に取り込まれた状態 |
| 溶け込み不足 | 母材との接合が不十分で強度に問題がある |
| 内部割れ | 熱応力などにより内部に亀裂が発生した状態 |
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