【ラインスキャンカメラ徹底比較】接写型と通常型は何が違う? 2022.12.27【接写型ラインカメラ】 HOME ブログ 【接写型ラインカメラ】 【ラインスキャンカメラ徹底比較】接写型と通常型は何が違う? ラインスキャンカメラは、連続的に動くワークの撮像を得意とする画像検査用カメラです。 コアテックが開発した「接写型ラインカメラ」と一般的なラインスキャンカメラの違いを解説します。 【この記事がおススメな人】 画像検査機器の導入をご検討されている方 大型なワークの画像検査を行いたい方 既存の設備へ検査装置の組込みをご検討されている方 CONTENTSラインスキャンカメラとは一般的なラインスキャンカメラのデメリット接写型ラインカメラならこれらの問題を解決します!接写型ラインカメラなら…さまざまなワークの外観検査に対応用途よくある検査項目接写型ラインカメラの強みと弱み機能別比較表メリット・デメリットまとめまとめ画像検査に関するご相談は…カタログダウンロードサンプルテストサービス ラインスキャンカメラとは 画像検査用のカメラには大きく分けて、エリアカメラとラインスキャンカメラの2つが存在します。 エリアカメラは一般的なデジタルカメラと同様に静止した対象物を画像化することが得意です。それに対してラインスキャンカメラは連続的に動くワークの画像化が得意です。 また、「線」で順次撮像することで、エリアカメラと比較した場合、高速、高解像度の画像を広範囲でムラなく撮像できることが大きなメリットです。しかし、弱点も存在します。 ラインカメラ エリアカメラ 対象物の動き 動く 静止 大きいワーク ◎ (縦方向に長く画像化できる) △ (レンズの影響で外周部が歪んだり、暗くなったりする) 撮像イメージの比較 一般的なラインスキャンカメラのデメリット 広い範囲を撮像する場合は、複数台のカメラの設置が必要 同一機種のカメラでも個体差を揃える調整が必要 照明の選定が別途で必要 立ち上げ時の調整作業が不安・・・ カメラとレンズ、照明の選定が難しそう・・・ 接写型ラインカメラならこれらの問題を解決します! コアテックの技術で、ラインスキャンカメラを簡単に使って頂けるように「接写型ラインカメラ」を開発しました。 スキャナ等で使用されているGRINレンズとCMOSセンサを横一列で配置する事でコンパクト化を実現。 接写型ラインカメラなら… 通常型で広い範囲を撮像する場合は、複数台のカメラの設置が必要 ⇒撮像幅は192mm~2,311mmまでを1台で完結。約100mm間隔でラインナップしています。 通常型の場合、同一機種のカメラでも個体差を揃える調整が必要 ⇒1台で完結し、出荷時に輝度の調整も実施済みです。 通常型の場合、照明の選定が別途で必要 ⇒専用のLED照明をセットでラインナップしているから、選定の必要がありません。 さまざまなワークの外観検査に対応 用途 接写型ラインカメラはフラットでワークの幅が広いものに最適です。 金属箔 各種フィルム ガラス 紙 ダンボール 網 糸 布 鋼板 印刷物 よくある検査項目 キズ / ヘコミ / 打跡 / 割れ / 欠け / シミ / シワ / スジ / ムラ / ヨレ / 異物 / 汚れ / にじみ / かすれ / 欠落 / 寸法測定 接写型ラインカメラの強みと弱み 機能別比較表 接写方式のラインカメラが得意・不得意とする分野をご確認ください。 設置 調整 サイズ 速さ 鮮明さ つなぎ目処理 (座標) キャリブレーション (寸法) 分解能 焦点深度 ワーク ディスタンス コアテックの 接写型 ラインカメラ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ △* × △ 一般的な ラインスキャンカメラ △ × △ ◎ ○ × △ ◎ ○ ◎ *分解能について、レンズが等倍のため、搭載されているセンサで決定されます。 メリット・デメリットまとめ 一般的なラインスキャンカメラと比較した場合の接写型ラインカメラのメリットとデメリットです。 メリット カメラレンズが一体型+接写型のため、設置調整が簡単 照明が一体型のため、調整が簡単 一体型+接写型のため、寸法のキャリブレーションが不要 (出荷時にキャリブレーション済み) 視野に継ぎ目が無いため、継ぎ目の処理(座標)が不要 接写型のため、省スペースで設置可能 長さのバリエーションが豊富 (190~2310mmの23種類) カメラリンクインタフェースの数などカスタマイズに対応 デメリット 焦点深度が浅い(±0.1~3.7mm) ワークディスタンスが短い 接写型ラインカメラ(11 or 17mm) 接写型ラインカメラmini(4.8 or 16.8mm) 画像分解能が固定(8種類から選択) ※これらは標準仕様と比較した場合の例です。 弊社では、カスタムカメラの製作も承っております。詳しくはカスタム事例紹介をご覧いただくか、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。 まとめ 接写型ラインカメラは、コアテック独自の構造で幅広撮像と省スペース化を実現した一体型のラインスキャンカメラです。 特に、精度が要求される幅広ワークの画像検査に最適です。 詳しい情報は商品紹介ページをご覧ください 接写型ラインカメラ 商品紹介ページ 画像検査に関するご相談は… カタログダウンロード 商品カタログやお役立ち資料を 無料でダウンロードできます 詳しくはこちら サンプルテストサービス 初回無料!サンプルテストサービスで貴方のワークを 実際に撮像いただけます サンプルテストの流れと機材について Tweet Hatena RSS Pin it 【接写型ラインカメラ】 自動溶接外観検査システム POLASTAR導入までの流れを解説 【動画】マルチプレス C型フレーム剛性の秘密 関連記事一覧 フレームグラバー(画像入力ボード)とは? 2023.07.05【接写型ラインカメラ】 【撮像事例】インデックスシール 2024.11.08【接写型ラインカメラ】 外観検査機メーカーに相談するときの6大ポイント 2022.02.09【接写型ラインカメラ】 【産業用カメラのインターフェース】いろいろ種類があるけど、ど... 2023.06.06【接写型ラインカメラ】