ラインスキャンカメラは、連続的に動くワークの撮像を得意とする画像検査用カメラです。
コアテックが開発した「接写型ラインカメラ」と一般的なラインスキャンカメラの違いを解説します。
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画像検査用のカメラには大きく分けて、エリアカメラとラインスキャンカメラの2つが存在します。
エリアカメラは一般的なデジタルカメラと同様に静止した対象物を画像化することが得意です。それに対してラインスキャンカメラは連続的に動くワークの画像化が得意です。
また、「線」で順次撮像することで、エリアカメラと比較した場合、高速、高解像度の画像を広範囲でムラなく撮像できることが大きなメリットです。しかし、弱点も存在します。


コアテックの技術で、ラインスキャンカメラを簡単に使って頂けるように「接写型ラインカメラ」を開発しました。
スキャナ等で使用されているGRINレンズとCMOSセンサを横一列で配置する事でコンパクト化を実現。
接写型ラインカメラはフラットでワークの幅が広いものに最適です。
金属箔
各種フィルム
ガラス
紙
ダンボール
網
糸
布
鋼板
印刷物
接写方式のラインカメラが得意・不得意とする分野をご確認ください。
| 設置 | 調整 | サイズ | 速さ | 鮮明さ | つなぎ目処理 (座標) |
キャリブレーション (寸法) |
分解能 | 焦点深度 | ワーク ディスタンス |
|
| コアテックの 接写型 ラインカメラ |
◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | △* | × | △ |
| 一般的な ラインスキャンカメラ |
△ | × | △ | ◎ | ○ | × | △ | ◎ | ○ | ◎ |
*分解能について、レンズが等倍のため、搭載されているセンサで決定されます。
一般的なラインスキャンカメラと比較した場合の接写型ラインカメラのメリットとデメリットです。
メリット
デメリット
※これらは標準仕様と比較した場合の例です。
弊社では、カスタムカメラの製作も承っております。詳しくはカスタム事例紹介をご覧いただくか、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
接写型ラインカメラは、コアテック独自の構造で幅広撮像と省スペース化を実現した一体型のラインスキャンカメラです。
特に、精度が要求される幅広ワークの画像検査に最適です。
詳しい情報は商品紹介ページをご覧ください
接写型ラインカメラ 商品紹介ページ
