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接写型ラインカメラはGRINレンズアレイを採用し、内蔵しています。
従来のレンズが別体となっているマシンビジョンカメラとは、フォーカスの調整方法が異なります。
2022.12.27
異なるタイプのラインスキャンカメラを「構造」「機能」「最適なワーク」等といった視点で徹底比較しました…
作動距離は11mmまたは17mm仕様となっています。(作動距離は機種によって異なるためスペック表をご確認ください)
事前に作動距離分のプレートをご用意いただくと、調整がスムーズです。
フォーカスの微調整は、カメラと対象物の距離で行います。
設置する装置側に、調整機構を設けていただく必要があります。
調整機構には、高さ方向(z軸)と左右方向(y軸)の駆動軸を設けていただき、駆動分解能は0.1mm程度をおすすめします。
対象物を撮像し、モニターに波形を表示します。
フォーカスが合っていれば、コントラスト差がある部分で、波形のエッジが立つようになります。
逆にフォーカスが合っていなければ、波形のエッジがなだらかになります。
これまで、調整機構の製作はお客様にお願いしていたため、「設計が大変」「幅方向が想定以上に大きくなってしまう」「オプションで準備してもらえないか?」と、お問い合わせをいただいておりました。
そこで、接写型ラインカメラのオプションとしてフォーカス調整機構をラインナップしました。
接写型ラインカメラの両側に、調整機構を取り付けてお使いいただけます。
・薄型設計なので、カメラの全長は+8mm程度を実現しています。
・フォーカス調整代は±3mmです。
【備考】
・接写型ラインカメラの読取幅が1445mm以下のモデルを推奨しております。
・1540mm以上の機種はご相談ください。
本オプションを使用した、詳しいフォーカス調整手順をまとめた資料(PDF)ご用意しました。