ACサーボプレスは数値で動作をコントロール可能です。
その特長を生かし、様々な条件出しを容易にすることができます。
そのため動作を細かく変更を繰り返す場面が多い、評価機や試作機での採用も多数あります。
採用事例の一部をご紹介します。
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量産される自動車向けの部品。
圧入工程にサーボプレスを搭載したFA自動化設備での生産を計画されていましたが、自動化設備の仕様をまとめるため、圧入条件を決める必要があります。
従来であれば、ハンドプレスとロードセル(荷重計)を用いて条件出しをされていました。
これだと、作業員のスキルに依存する、荷重が安定しない、自動化設備のサイクルタイムの算出が難しいことが設備仕様決めの課題となっていました。
様々な用途で使用される金属を開発されている鋼板メーカー様では、さまざまな試験が行われています。
0.1mm毎にラムを進めていき、鋼板がどこで破断したかを計測する試験があります。
ハンドプレスで行い、その様子を撮影しておいた動画を確認しどこで破断したかを判断されていました。この方法では精度を保つことが難しいだけでなく、データ整理に多くの工数を要していました。
「0.1mmずつストロークしていき、破断したタイミングで素早くラムを停止させたい」破断したまさにその時の荷重値を確認したいというご要望でした。
コアテック製ACサーボプレスは、「応答速度の速さ」が特長のひとつです。
そこで「破断=荷重が抜ける」と定義し、上昇していた荷重が突然、下降した時に即停止する動作プログラムを作成しました。
ワークをセットし起動すれば、ラムが動作し、鋼板の破断で即停止します。